恐竜オタク歴11年目です
こんにちはキャンです。
本当は恐竜オタクになりたかったわけではありません。
恐竜の研究者になりたかったんです。
さて、ではなぜ今研究者になれてないのか?
今日は、いかにして今のキャンが完成したのかという話と、
『研究者はやーめぴ!』って思った経緯についてお話ししたいと思います。
物心ついた時から恐竜に関心アリ
この写真は私が小学校の頃の写真!
この頃は科学館にあるティラノサウルスの動くロボットが大のお気に入りでした。
家にも恐竜図鑑があり、隅々まで読んでいたので今でも内容を覚えています。
当時、ブラキオサウルスの鼻はまだ頭のてっぺんに位置してました(笑)
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(雑学)
90年代までは、ブラキオサウルスは水の中で生息していて、息継ぎのために頭のてっぺんに鼻があった説が出回ってたけど、今はX線解析により鼻の位置は口の上にあった説が有力!
オタク覚醒は高3
恐竜オタクとして覚醒したのは高校3年生の時ですw
受験勉強で図書館にこもっていた時期に恐竜の学術書を見つけました。
息抜きに開いた本がめちゃくちゃ面白くて、以来図書館に行って受験勉強をせず恐竜の本をずっと読んでいました。
初めて福井県立恐竜博物館に行ったのもちょうどこの時期です。
大迫力の骨格標本を見て体中がしびれるくらい感動しましたね。
それ以来ずっと恐竜の魅力に取りつかれ、図鑑だけじゃなく学術論文や科学誌を読むようになりました。
気づけば高校卒業までにはすっかり恐竜オタクとして完成していました!笑
画家より恐竜研究者への道をとった
恐竜に興味を持ったことがきっかけで、画家より恐竜研究者になりたいと思うようになり、信州大学理学部へ入学!
(ちなみに入試は面接だったんですが、教授たちが引くほど恐竜について熱く語り、見事パスしましたw)
大学の授業はフィールドワークが多く、実際に山・河川・湖・海へ行き生態系の調査や地質の調査をしていました。
宇宙誕生、地球形成、古生物、海洋循環、大気循環、プレートテクトニクス、堆積、火山、地震、降水、微生物、植生遷移、とにかく地球に関する沢山のことを学びました。
上に挙げたのはほんの一部。
専攻は堆積学(Sedimentology)!
自然が作った縞々の美しさに魅了されました。
写真は卒論の調査場所、鴻巣露頭です。
この崖を登って削って測って記録して、日が暮れる毎日。
地道な作業が積み重なって、堆積環境がわかってくるのはとても楽しかった!
まさに壮大な謎解きでした。
大学が楽しくて楽しくてたまらない日々でした。
が、しかし、この先に恐竜研究者への道は続いていませんでした。
学芸員という仕事
恐竜研究者になって恐竜博物館に勤務したいと考えていたため、在学中に学芸員資格を取りました。
(上の写真は博物館実習の時の写真!キリン可愛い!)
そして、恐竜博で働きたいと言いまくっていたため、大学教授の図らいで恐竜博のキュレーターと話ができるチャンスが巡ってきました。
そこで根掘り葉掘り聞いたわけですよ。
『どうやったらここで働けますか?』
返ってきた答えは
『アメリカで実績を上げること!』
なんと、たったこれだけのことで私は諦めました。
アメリカで研究するのはちょっと難しすぎるな、って、簡単に諦めました。
なんという事でしょう。
わざわざ大学にきてあらゆる勉強をしたのに、
もっともっと勉強しなきゃいけないっていう壁が超えられなかった。
それからあっさり諦めて、卒論かいて一般的な企業に入ったわけですね〜。
でも今はその道は正しかったと思うんです。
本気だったらあの時アメリカ行ってたし。
『なりたい』って口では言っていたけど、
心が伴ってなかったから実現しなかった。
それだけのことです。
そんなもんよ。
今や知識は最大の武器
でも、今はそれで良かったと思ってます。
今こうして恐竜の絵を描き、
たくさんの人に『面白いね!』って言ってもらえるから。
そして、大学の時にひたすら集めた恐竜の知識は
絵を描く時にかなり役立ってます。
『絵を描く勉強してただけじゃここまで描けないぞ!』
って思ってもらえる絵が描けるように、
これからも知識を活かして描いていこうと思います!
ここまで読んでくださってありがとうございました(*^^*)
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